夏の句
2009年08月18日
8月18日の一句
秋田県大館市では「大館大文字まつり」が16日開かれた。午後8時に送り火が点火されると大の字がくっきりと山肌に現れた。8時8分には大館生れの秋田犬「ハチ」のハリウッド映画公開にちなんで大の字の右上に投光器で点を打った「犬」の字が8分間浮かび上った。市街地では観客からいっせいに歓声が沸き上がった。忠犬「ハチ」に肖った縁起の良い送り火であった。
送り火や忠犬偲ぶ大文字 （無頓着）
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2009年08月17日
8月17日の一句
「政治とカネ」は日本政治の大きな課題である。民主党は政治資金規正法を改正し、企業・団体献金や政治家のパーティー券購入の全面禁止をマニフェストに掲げた。また税制を改正し個人献金のしやすい仕組みも盛り込んだ。一方の自民党は企業・団体献金を認めた上で透明化と罰則強化に重点を置いた。楽天は国内初の政治家への個人献金サイト「LoveJapan」をこの夏に開設した。このサイトは政治家の経歴や主義主張を掲載し、これに賛同した閲覧者は”献金”ボタンをクリックしてその政治家に千円から献金できる。既に106人の政治家が登録している。
献金の肥満となりて魂送り （無頓着）
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2009年08月16日
8月16日の一句
終戦の日に戦争の話しをよく聞くが、沖縄戦に参戦した海軍兵の話しは悲惨である。死を覚悟で棺桶を積んで沖縄に向かった軍艦だが途中何百もの飛行機の銃撃を受け甲板は肉片が飛び散り血の海と化した。何十発もの砲弾や魚雷を受けてエンジンの止まった軍艦は静かに沈んでいくが生き残った兵隊さんは甲板に立ち銃を捧げつつ沈んでいった。歴史を学ぶことは事実を知る上で大事であるが、何時までも過去にこだわっていては未来はこない。悲惨な過去を忘れることで実りある未来を開くことができる。
我が命銃より軽し終戦日 （無頓着）
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2009年08月15日
8月15日の一句
今日は終戦日だ。天皇・皇后ご出席のもと、政府主催の「全国戦没者追悼式」が日本武道館にて行われた。国民は正午より一分間の黙とうを行った。大戦時の無責任な軍人や政府・役人を追悼するものではない。天皇の国策を信じ際限なく自らの命を犠牲にしていった310万人に及ぶ国民の無念の魂が安らかに眠るために追悼するものである。”国会議員の会”なる議員団体（小泉氏、安倍氏、古賀氏等数十人）が当日靖国神社(戦犯者を祀る)を団体で参拝したが、このような国民の意に反する無責任な行為（団体参拝）はすべきでない。
敗戦日武士の一分蘇る （無頓着）
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2009年08月14日
8月14日の一句
家の前で迷子のキリギリスを見つけた。弱っていたのか簡単に手で掴めた。虫籠にいれ風通しのよい所に置いた。しばらくじっとしていたが空腹なのかキューリやレタスをよく食べた。夕方には落ち着いたのか突然鳴き始めた。よく見ると左右のハネをこすりながら”ギースギース”と音を立てている。時折”チョン”とハネを強く打ちつけ、調子を入れる。このキリギリスを”ジョージ”と名付けた。ジョージは1週間、梅雨時の閉ざされた気分を開放的にしてくれた。だが梅雨が開け暑くなった朝方に冷たくなっていた。音楽の贈り物に感謝してジョージを庭に埋葬した。
きりぎりす自作自演の贈り物 （無頓着）
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