初夏の句
2009年06月24日
6月24日の一句
奈良県大和郡山市の心臓カテーテル手術の専門病院が生活保護受給者に手術や検査をしたように装って診療報酬を不正に受給したとの告発で家宅捜索を受けた。調べによると手術を受けた患者かどうか判別するためカルテに赤と黒のペンで色分け記入していた。また、入院は1ヵ月以内で患者には転院や退院をさせていた。1ヵ月を越えると診療報酬の加算がなくなり受け入れ先の見つからない患者(生活保護受給者)はタクシーに頼んで大阪市内に放置していたことがわかった。
梅雨晴や盥回しの患者出す (無頓着)
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2009年06月23日
6月23日の一句
庭園で採れた天然の枇杷の枝を頂いた。毛の生えたごつごつした枝の先には幾つもの枇杷がついている。もぎたての枇杷とはこのようなものであったか?直ぐに食べたいという気分ではなかった。それがどうだ枝を切り落とし水洗いをして汚れを落とすと八百屋の店先に並ぶ枇杷(小粒だが)に変身した。枇杷の皮を一皮づつ剥いでいくと何とも瑞々しい甘い香りのする”びわの実”が現れた。とてもおいしかった。
枝落とし皮剥ぐ枇杷の瑞々し (無頓着)
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2009年06月22日
6月22日の一句
久々の雨である。今年の梅雨は雨が降らない。俳句では「時候の句が一番」といわれ、四季の移り変わりの「情緒」を詠んだ句が一番趣きがあってよいとされてきた。地球温暖化の影響でこの「情緒」が無くなりはせぬかと心配なのである。ところで、「所変われば品変わる」というが南半球では今は冬である。季語が全く正反対となり「時候の句」は成り立たない。極端に言えば南極では冬は太陽が全く出ない暗黒の世界となる。地球上では今当たり前の事が当たり前でない世の中になりつつある。
梅雨の雨太陽消ゆる闇世界 (無頓着)
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2009年06月21日
6月21日の一句
「今日は父の日や」と妻に言うたものの直ぐにゴミ扱いされるこの身が嘆かわしい。そう言えば母の日に何もしていないことの崇(たたり)かもしれない。せめてもの慰めに1ヵ月前に家族の一員となった娘の奈々(チワワ3ヵ月)に何かプレゼントを買ってあげようと思った。この件については多くを語るまい。
父の日や娘の奈々にプレゼント (無頓着)
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2009年06月20日
6月20日の一句
昨日は年1回の人間ドッグの日だ。定年後5年になるが毎年検診を受けている。健康のバロメーターを知る上で役に立つ。中高年の敵として”メタボリックシンドローム”が話題となっているが、そのバロメーターは次の通りだ。?腹囲(男85cm以上、女90cm以上)?高血圧(上が130以上、下が85以上)?脂質異常(中性脂肪150以上、HDL40未満)?高血糖(空腹時血糖値110以上)。この内二つ該当するとメタボ予備軍で生活習慣の見直しが必要となる。三つ該当すると完全メタボで危険域を越えたことになる。要介護への道を突き進むことになる。
芥子坊主緩さるる数二つまで (無頓着)
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