2016年01月
2016年01月25日
2016年新年の句(初詣)
安倍首相は1月22日に施政方針演説を行い、安倍のミクスの恩恵(果実)を低所得者層へ分配すると発表した。これを野党は参院選を意識したカネのバラマキと出張する。首相は「強い経済と成長の果実なくして分配を続けることはできない」と胸を張る。
今年に入ってアベ政権は「成長と分配」をベースとした「1億総活躍社会」への実現に向け、舵を取り始めた。アベ政権に批判的な低所得者層に対し、①最低賃金として時給1,000円を目指す ②ひとり親家庭への児童扶養手当の拡充 ③若者の新婚生活への経済的支援 等各種の生活支援を行うと言う。
だが、安倍首相の真の狙いは“憲法改変”である。「批判に明け暮れ、対策を示さない態度は無責任だ」と野党を挑発し、安保関連法が「世界から支援され、高く評価されている。戦争法案という批判は根拠のないレッテル貼りだ」と強く反論した。そして安倍首相はこうも言う。「国民の為に命を捧げてもよい」と。もはや“神”のような存在である。
だが、国民の積み立てた多額な年金を株式取引に投資し、儲けたお金を株の恩恵を得ていない低所得者層に『禁断の果実』として分け与え、来る参院選に絶対勝利しようとする行為は”選挙違反”であり、国民の人権を踏みにじる”憲法違反”でもある。
一億の民を救済初詣 (無頓着)